引用元(おーぷん2ちゃんねる):・http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1424868302/
昼は丸、夜は菊池 広島・鈴木誠也が“師匠”を使い分ける理由
「今年はレギュラーを取ります。阪神とのCSで、野村(前)監督に最後まで使ってもらった。あそこは正直、『ああ代打だな』と思いましたから」こう話す広島3年目の鈴木誠也(20)は昨季、36試合に出場。打率.344をマークした。阪神とのCSファーストステージ第2戦に「7番・右翼」で先発出場。0―0の七回1死満塁の好機で打順が回ってきた。本人も「代打か」と思ったこの場面、野村前監督はそのまま鈴木誠を打席に送ったが、結果は三ゴロ。チームは零敗しシーズンが終了。試合後、ベンチで涙する姿があった。
「悔しかった。野村監督に恩を返さないといけない。今年はやれよと言われているんです」
高卒2年目の昨季は、手応えをつかみつつ、実力を思い知った年でもあった。現在、外野の一角をドラフト1位ルーキーの野間らと激しく争う。永田利則一軍総合コーチがこう言う。
「振る力が強いから長打力がある。期待を込めて言うと、誠也は去年の山田(ヤクルト)のようになるだけの『モノ』を持っています」
涙したCS敗退から「何が長所で何が足りないか」を自問自答したという。
「去年、ある程度結果が出たのは、フルスイングができたからなんです。二軍時代からずっとそうやってきました。でも、CSの満塁の時もそうでしたけど、内(インコース)でカウントを稼がれて低めのボール球の変化球でやられる。凡打の時はこればっかりだった。一軍の投手の変化球はキレがいい。ボール球をいくら振ってもヒットにならない。課題は選球眼。いかにストライクだけをフルスイングできるか。オフはこれだけに集中しました」
チームの人気者。寮生活を共にする菊池涼介(24)とは特に仲がいい。昨季、打率と安打数2位の先輩とは、試合後によく食事に出掛け、野球談議をする。公私共に面倒を見てもらう兄貴分に昨オフ、声を掛けられた。
「誠也、自主トレ一緒にやるか?」
しかし、「丸さんと広島でやります」と断った。鈴木自身が語る、丸佳浩(25)を選んだ理由はこうだ。
「丸さんは四球がやたらと多い(昨季100個でリーグトップ)。低めの変化球にもバットが止まる。
絶対にボール球を振らない。すげーなと思って見ていたんです。だから、弟子入りさせてもらえるように頼みました」
こんな後輩に菊池も目を細める。
「誠也は漢字も英語もからっきしだけど、“野球頭”だけはある。自分に何が足りないかを考えて丸と練習した。あいつがレギュラーに定着できたらオレもうれしいですから」
永田コーチが言う。
「振ることと見ることは紙一重。そんなことを気にするほど、去年試合に出ていないでしょう。振るという誠也の長所が消えてしまうかもしれない。でも、自分で考えてオフが過ごせるのは悪いことじゃない。誠也は打撃だけでなく、肩と足も一級品。競争に勝ってという条件がつくけど、もし1年を通じて試合に出られればゴールデングラブ賞だって狙える。走攻守において、それだけのモノを持っています」
「昼は丸」「夜は菊池」の2人の師匠を持つ20歳が、24年ぶりの優勝のキーマンになる。

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/157458/1
レギュラーとって欲しいわ
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