いつも当ブログにご訪問いただきありがとうございます。
鯉速管理人です。
11/7(土)にカープ前監督の野村謙二郎さんのトークショーが広島大学のホームカミングデーのイベントのひとつとして開催されていましたので見に行ってきました。
かなり日が経ってからの更新となってしまいましてすみません。。。

この記事はいつもの2ちゃんねるのまとめ記事とは違って通常のブログのような形です。
以前より当ブログをご覧になっていらっしゃる方はご存知かもしれませんが、こんな感じで極たま~にイベントの内容を記事にしたりしています。
拙い文章でダラダラと長文ではありますが、どのようなトークショーだったのか、メモを頼りに覚えている範囲で書き起こしてみましたので、よかったら読んでみてください(*・ω・)ノ
鯉速管理人です。
11/7(土)にカープ前監督の野村謙二郎さんのトークショーが広島大学のホームカミングデーのイベントのひとつとして開催されていましたので見に行ってきました。
かなり日が経ってからの更新となってしまいましてすみません。。。

この記事はいつもの2ちゃんねるのまとめ記事とは違って通常のブログのような形です。
以前より当ブログをご覧になっていらっしゃる方はご存知かもしれませんが、こんな感じで極たま~にイベントの内容を記事にしたりしています。
拙い文章でダラダラと長文ではありますが、どのようなトークショーだったのか、メモを頼りに覚えている範囲で書き起こしてみましたので、よかったら読んでみてください(*・ω・)ノ
今回のトークショーは、東広島市にあります「広島大学」で行われました。
マツダスタジアムから言いますと車でおよそ45分とちょっと離れた場所にあります。
広島大学のキャンパスはとても広く、またカープファンのアンガールズ田中さんの出身校でもあります。
ホームカミングデーとのことでしたが、同窓生や関係者の方々だけでなく一般参加も可能で、来場者が楽しめるイベントとなっていました。


そのイベント内の企画の一つとして、カープ前監督である野村謙二郎さんを招待し、「野球が私に教えてくれたこと」というテーマでトークショーが開催されました。
さまざまなイベントが行われているのをフラフラと眺めつつ、会場に向かいます。


この日は14時からトークショー開始の予定となっていましたが、そのおよそ1時間ほど前にはすでに本会場となる講義室の前は長蛇の列でした。
しばらくして会場の扉が開くと、並んでいた皆さんが順に入場していき、会場の席は前の方から見る見る間に埋まっていきました。
この日は360席用意されていたそうですが、あっという間に席は全て埋め尽くされ、後ろに立ち見の方が出るほどでした。これを見て係の方が急遽ちょっとしたスペースに席を増設されたりもしてました。
さらにこの本会場とは別室に中継会場も設けられていまして、そちらは400席用意されていたそうです。その中継会場の方は覗いてないのでどんな様子だったか分かりませんが、この大盛況ぶりはさすが野村前監督といったところですね。名前一つでこの模様です。

席に着きしばらく待っていると、同大学出身でカープ女子恋する応援団のRCC久保田アナが司会を務められるとのことで挨拶がありました。
ここでいくつか説明があり、トークショー中のカメラ撮影は禁止とのことでしたので、残念ながら今回野村さんの写真はありません。。。申し訳ないです。。。
間もなくしてトークショー開始の時間となりました。
皆がいまかいまかと待ちわびて会場入口をみつめている中、パッと扉が開き、一人颯爽と入ってこられたのは広島テレビの宮脇アナでした!
広島のローカル番組では「テレビ派」、プロ野球中継では解説の野村さん池谷さん山本浩二さんの御三方を相手によく実況をされている宮脇アナですね。
野村さんが入ってくるかと思ってた所の不意打ちの宮脇アナ登場に会場は少しどよめいていましたがw
今回のトークショーの進行・相手役として野村さんと二人でトークを進める運びです。
(※宮脇アナの当日のツイート)
宮脇アナの挨拶もほどほどに、再び会場入口の扉が開きます。
そしてついに野村さん本人の登場です!
「待ってました!」と言わんばかりの大きな大きな拍手で迎えられました。
ノーネクタイにジャケット姿でいつものようにメガネをされていてました。
表情もとても明るく、監督をされていた頃より何だか若々しく見えます。
普段からテレビなどで自分のカラーを出しつつも上手な受け答えをされたり、分かりやすく流暢な解説をされるあの野村前監督が今回はどんな話しされるのか、とても期待が膨らみます。
野村さんと宮脇アナがステージ上の椅子に座り、トークショー開始です!
まず冒頭は、この広島大学の敷地について触れていました。
自分は駒澤大学出身だがここに駒大は何個入るんだろうか、などなど冗談を入れつつその広さに感心されていました。
そしてこの広島大学の越智学長とは縁があり、選手時代に足の手術をしてもらったそうです。
当時山本浩二監督から2000本安打は死んでも打てよとの命が下され、その手術を受けて何とか達成に至ったそうです。またさらに野村さんの息子さんも同じく手術でお世話になったことがあるとのことでした。
ここ広島大学と絡めた自らの縁あるエピソードからトークは始まったと思いきや、宮脇アナがガラッと方向転換して、さっそく今年のカープの総括について話しを振ります。
野村さんは開幕前、昨年からの雰囲気や黒田投手が帰って来た時の盛り上がり、この勢いで今年は優勝できると思っていたけれど、結果は4位に終わってしまい、野球は改めて難しいものだと感じたとのことでした。
今年は序盤クローザーが定まらなかったことやエルドレッド選手の離脱など、色々と前半のプランがうまく機能しなかったことが最後まで響き、緒方監督は大変だったんじゃないかと思ったそうです。
振り返ると投手はトータルでOK、今季ダメだったのは名指しで丸選手と菊池選手と…、少し苦笑いされながら言っていました。しかし彼ら自身もそのことはよく分かっているから、今も必死になって練習に励んでいるし、“続ける”ということがいかに大事か、二人は今年辛い思いをしながらも学習したのではないかとのことでした。
次は野村さん自身の野球人生について話題が移ります。
幼少期はジャイアンツが好きだったそうです。それを言うとそうみなさん「あぁ…」って残念がるけれども、当時はジャイアンツ戦しかテレビに映らなかったと。そして小学校一年生の時の誕生日にグローブを買ってもらったのが野球を始めた切っ掛けだったそうです。
当時は陸上や水泳などもやっているスポーツ少年団に入っていたそうですが、野村さんの父はとても厳しい方だったらしく、そして野球しかやらせてもらえなかったそうです。その理由は「将来お金になるから・・・」とのことでした。
のちに見事に野村さんはプロ野球選手として大成されますが、小さい頃からとても厳しく育てられてきたという背景があったんですね。野村さんは「人よりもとにかく一つでも多く練習しろ」という教えを常に受けて育ったそうです。
その野村さんの厳しい父にも面白いエピソードが一つあるとのことで紹介されていました。
野村さんの実家は当時カープ戦のラジオが入らない地域だったけど、海辺まで行くと電波を拾えることが出来たので、野村さんの父は毎試合そこに出向いてはカープ戦を聞いていたそうです。
でもその海辺は普段からアベックがたくさんいるようなところだったらしく、なのにそこへ毎日軽トラでやってきてはラジオを流しライトをつけてはスコアブックをつけているという、かなり場違いな状態だったそうですwww
しかもそのため何回か警察から職務質問を受けることもあったらしく、そのたびに「ラジオ聞いて何が悪い!」と警察の方を追い返していたとかwww
最初「面白エピソード」と言ってハードルをあげたのでは…?と思いましたが、この話しで会場はドッと盛り上がりました。
そして野村さんが高校生になる頃には、野球以外での現実的な将来を考え始めたそうです。
もちろんプロ野球選手という夢は夢として持ち続けていたのですが、それは手に入れられるか分からない夢だったので、それとは別に現実味のある将来はどうするのかを考え始めたそうです。
その当時新任の若い先生と出会い、自分たちとまだ年齢も近かったためよく遊んでもらったり、また時に強く叱られたりなどなど、そのいい先生との出会いに影響受けて、野村さんはもし野球がダメなら教員を目指そうと思ったそうです。
大きな夢はプロ野球選手、現実的な将来を見据えた夢なら教員という、二つの志をこの時持ったそうです。
次は大学時代へ。
この会場のように講義室見ると懐かしい、よく友達に出席取ってもらったり、先生によっては神宮で出席取ってくれたりなどなど、大学生活の思い出を語ってくれました。
また、当時はソウルオリンピックにも出場したけれど、出場できたことよりもとにかく目の前の事で必死だったという印象だそうです。ただそう野球に打ち込んできたことで日本代表として、古田さんや野茂さんや苫篠さんなど色んな人と出会えて色んな話しが聞けて良かったし、そして自分たちはデカイ選手ばかりの海外チーム相手とも渡り合えるという自信もついたとのことでした。

そしていよいよ話題はプロに入ります。
野村さんはカープからドラフト一位指名され入団しますが、プロの世界に入ってまず最初の感想は「失敗した!」と思ったそうです。
なぜ失敗したと思ったか、それは慶彦さんや長嶋さん達のティーバッティングの凄まじいスイングを目の当たりにして、あまりにもスピードが違ったので自分にはとても無理だと思ったからだそうです。入団時の前田智徳さんも金本さんもそうだったらしいですが、プロの練習を間近で見るとそのレベルに圧倒されるルーキーは多いみたいですね。
野村さんがそこで思ったのは、とにかく三年は必死で頑張ってみようと。契約金もらっちゃったし。三年後ならまだ25歳だからもし芽が出なかったら諦めて教員になろう・・・と思ったそうです。
そんなこんなでプロに入ってキャンプも経験します。
昔と違って今の練習は理にかなった、無駄のない練習だそうです。
もう時効だからいいかな?と前置きしながら、昔のキャンプはもはやいじめのようだったと。
達川さんの「胃から汗が出た」というのが有名だけれども・・・と冗談を入れつつも、本当に厳しかったそうです。
通常練習前の早朝からも練習練習で個人ノック、特打、さらに夜間練習もありながら、それプラスやめろだの帰れだの他色々とかなりキツイことを言われたりしたそうです。。。
また、時折「その厳しさが良かったのでは?」という意見も聞くけれど、それは結果的に成功した人はそう言えても、同じやり方で上手くいかなかった人もたくさんいるしその人たちはまた違う思いがあるだろうから、一概にこの厳しいやり方が良かったとは言えないとのことでした。
ただその中でも91年が一番練習したそうです。
そしてその年チームはリーグ優勝に輝き、優勝の瞬間には野村さんが万歳の音頭を取ります。
しかし当時まだ若手だった野村さんがなぜ優勝の音頭を取ることになったのかというと、あんなにも厳しかった先輩方が、「この一年で一番練習頑張ったお前が音頭取れ」と、そう言ってもらったからだそうです。厳しいプロの世界ながらも、そのメンバーみんなに支えられて自分は成長してるんだと感じたそうです。
チームスタッフについても語っていました。
グラウンド整備、バッティングピッチャー、ブルペンキャッチャー、その他裏方のスタッフはもうファミリーのようなもので、そのファミリーだからこそ時にはケンカすることもあるし3日くらい口を聞かないこともあると。
しかし変わらないのはみんな同じ所が目標、チャンピオンを目指して頑張ってる。だからその人たちのためにも勝たないといけない強い思いがあるとのことでした。

そうして選手時代を経て、次は監督になってから学んだことのお話に。
野村さんは父親に厳しく育てられてきたことでそれが普通で当たり前のことだと思っていたから、自分も教える立場にまわれば同じように厳しくすべきと思っていたが、それだけでは上手くいかないと気付いたとのことです。
そこで選手と食事に行ったりカラオケに行ったりなど色々と積極的に距離を縮めてみようとやってみたそうです。しかしそうしてみてもトップと選手との距離は縮まったような錯覚に陥るだけで実際は縮まらなかったとのことでした。結局選手の方も「監督どうしたんだろう・・・?」と逆に警戒されたりすることもあったそうです。
ただ今までのポリシーを少し曲げたり譲れる所までは譲ったりと四苦八苦し色々やっていく中で、段々とチーム内が明るくなってやりやすくなっていったそうです。選手から学ばせてもらったこともたくさんあるとのことでした。
選手の性格面も様々で、毎日声をかけて欲しい小窪、ほっといてほしい梵、冗談を常に言ってほしい菊池丸松山・・・。個人名は挙げないけど、としっかり前振りしながらしれっと言っていましたw
その接し方を間違わないようにしてるとそのうち選手の機嫌もわかるようになってきて、そこから起用を変えてみたり色々と神経を使ったが、とにかくみんなから信頼してもらうことが大事だと感じたそうです。
野村さんの著書「変わるしかなかった。」でも書かれていることですが、一年目は改革を目指して厳しくやってきても結果が出ず、その上手くいかなかった結果から自分のやり方を否定してみたそうです。
選手時代から打てなかった時やオフにはよく一人旅などで時間を取っては自己分析に没頭するということをやっていたそうですが、監督になっても同じように一人の時間を取り、この結果から自己を否定するやり方で分析をしてみたそうです。
そこで、自分が何でもやって自分が動き過ぎてるからコーチから助言がなくなってると考え、まずコーチに全て任せてみて、問いかけるように接するとちゃんと必要なことを話してもらえるようになったそうです。監督というのは本当に孤独なものだと言っていました。
しかしこうして監督業を真剣に取り組むことで、「人は何歳になっても変われる」という教訓を得たそうです。
人間変われるもんじゃないと思う人もいるかもしれないが、こう考えてみてほしいと。
人の頭の中には二人の人がいる。一方は勤勉に励んで充実している自分と、もう一方はさぼりたいズルイ自分。否定する自分と肯定する自分と必ず二人いるはず。その相反する二人の自分と徹底的に議論を交わして、自問自答する。すると自分の中でまた別の結論が出て、また進歩した自分になれるのではないかということでした。

トークも終盤に差し掛かり、宮脇アナから「野村さんにとって野球とは?」と問いかけます。
それに対し野村さんは「人生そのもの」と答えていました。
プロ野球選手になれて、ありがたいことに活躍の場をもらえていい給料ももらえて、チームメイトやたくさんのファンに支えられて、そうしてみんなの助けでここまで生きてこれた。まさに人生そのもの。全ての人に感謝してる。それでもまだまだこれからも人生について学んでいかなければならないとのことでした。
今年はスリランカに野球指導に行って、内戦の中で父を亡くした子供が少しずつお小遣いを貯めてグローブを買ったりしていたことを見聞きしたりして、まだ色んな事を勉強しないといけないと思ったそうです。野球を通じて支援もしていきたいし、その子たちにも頑張ってほしいし、野球を楽しんでもらうため少年に理解してもらえるような話術なんかももっと勉強したいと思ったとのことでした。
ここで宮脇アナとのトークは終了となりました。
そしてここからは野村さんへの質問コーナーということで、来場者から質問を募ります。
また、別室の中継会場にいる方でどうしても質問がしたいという方は本会場に来てくださいとのことで、数名の方が駆けつけてこられました。
野村さんへまず最初の方が質問します。
Q1:「野村さんが来年に向けて注目している選手は?」
A1:「一番期待しているのは大地。今年は先発でスタートしたが色々と運が悪かった。後半中継ぎとしてよく頑張ってくれたが、でも最後は泣いちゃいけないと思った。その悔しさを来年は倍返し、三倍返しでやってほしい。」
次の質問者さんは「テレビで見るより男前!解説の時より話しが上手!」と本題前にはやし立ててた方で面白かったですw
そして本題へ。
Q2:「あなたは堂林を可愛がってたが、今後成長するいい方法はないか?」
A2:「答えになるか分からないけれども、まずなぜ堂林を使っていたかというと、カープの中で一番ボールを飛ばせるから。当たらないけど。サードで打てる外国人もいなかった。そこで二軍より一軍のピッチャーを経験させようと思った。あと結婚は10年、20年早い。今もフォーム変えて頑張っている。やってもらわないと困る選手。」
僕が文章で書くとなんだか淡々としてますが、会場はとても和やかな雰囲気でやり取りが行われてます。
また次の方が質問します。
Q3:「緒方監督が色々言われているが何かアドバイスは?」
A3:「アドバイスは特にない。野球はその日に結果が出るもの。ハマれば何も言われないしうまくいかなければボロボロに言われる。監督経験からそう思う。特に間違っているとも思わないし、今年は想定していたような力を選手が発揮できず個々の技術が足りなかった。あともしテレビで見たりしててどうしてもあれこれ言いたくなる時は、後から言うのではなくてぜひ結果が出る前に言ってみてほしい。当たってたらそれ見てみろと大いに言って。けどもし外れたら黙ってのんびり観戦で。」
次は中継会場から駆け付けてくれた方からの質問です。
Q4:「福井選手の大ファンで、彼は精神面と言われているが実際なぜ良くなったのか?」
A4:「福井はずっと自分と戦っていたと思う。いつもどこでも球自体は凄い球を投げるが、ある一球でがくっと落ちることがある。克服するため個人のメンタルトレーニングをやってきたこともそうだけど、一番は黒田の影響が大きい。打たれることを恐がるなと言われて彼は何かを掴んだ。そんな黒田も昔は三振を取りたい気持ちの強い投手だった。けれどエースと呼ばれるようになった頃に聞いてみた所、いつからか打たれることを恐れなくなったと。こいつ凄いなと思った。本当は打たれたら悔しいはずなのに打たれる自分を認めた。渡米前の話し。」
そして最後、この方も中継会場から駆け付けてくれた方です。
Q5:「最後の質問ということで、来年優勝するには、一体何を、どうしたらいいのか?」
A5:「一番はファンに応援してもらうこと。丸と菊池に性根入れて頑張ってもらうこと。彼らがチームの軸なので。そこに忘れたころのエルドレッドの一発とかに繋がる。あと助っ人に頼るのもいいけれど、日本人選手が活躍することが一番。」
こうして質問コーナーは終わり、同時にトークショーも終了しました。
長々と書いてきましたが、ここまで体感的にはあっという間で、本当に一時間経ったのかその時思わず時計を確認したほどですw
とても充実した内容でした。
そしてこのトークショーとはまた別の日のことですが、一昨日11/15(日)には「それ行けスリランカープ!」との題目で野村さんの講演会が広島国際会議場でありました。
こちらはチームに直接的に関係あるお話ではなかったのですが、野村さんがスリランカに訪問した際の映像を見ながらその時の貴重な体験談を聞かせてもらいました。
広島大学でのトーク中にも野村さんが少し触れていたことです。
実際に傷ついた町を訪れたり現地の地雷撤去作業に同行したりなど、内戦の爪痕残るスリランカの各地を視察してまわり、とても痛ましい気持ちになったそうです。
しかしそんな状況にも負けず、野球の練習に励んでいる子供たちがいます。野村さんが現地で野球教室を開いたところ、子供たちからは「野球が上手くなりたい」との意思がはっきり伝わってくるほど熱心に、そして目を輝かせながら野球を楽しんでいたそうです。
そんな子供たちを見て、もっと教えてあげたい、もっと貢献できることはないかと強く思い、野球を通じて自分に出来る限りの国際協力をしていきたいとのことでした。
僕は野村さんが引退式のスピーチで言っていた、「子供たち、野球はいいもんだぞ!野球は楽しいぞ!」を、今も胸にそれを自ら率先して伝えていきたいという思いを感じました。

野村さんはとても聡明で、聞かれたことに答えを上手に返すことはもちろんですが、相手の意図を汲み取った上でさらに聞き手にへ~と思わせるようなエピソードを一つ入れたりと、求めてることより一歩上のトークをされているところが印象的でした。
カープの選手、監督として経てきたこれまでの功績も素晴らしいものですが、野球人としてだけでなく人間的にもとても立派な方だと思います。
またそれに満足することなくこれからも勉強し成長していこうという意欲も強く感じます。
そこにはカープのことだけでなく、日本球界、海外支援など様々なことを考え、野球を通じて多くの人に貢献していこうと行動している姿に改めて尊敬の念を抱きました。
またこういう機会があればぜひお話しを聞きに行きたいと思います!
以上です。最後ちょっと堅苦しくなってしまいましたが・・・(-∀-`;)
マツダスタジアムから言いますと車でおよそ45分とちょっと離れた場所にあります。
広島大学のキャンパスはとても広く、またカープファンのアンガールズ田中さんの出身校でもあります。
ホームカミングデーとのことでしたが、同窓生や関係者の方々だけでなく一般参加も可能で、来場者が楽しめるイベントとなっていました。


そのイベント内の企画の一つとして、カープ前監督である野村謙二郎さんを招待し、「野球が私に教えてくれたこと」というテーマでトークショーが開催されました。
さまざまなイベントが行われているのをフラフラと眺めつつ、会場に向かいます。


この日は14時からトークショー開始の予定となっていましたが、そのおよそ1時間ほど前にはすでに本会場となる講義室の前は長蛇の列でした。
しばらくして会場の扉が開くと、並んでいた皆さんが順に入場していき、会場の席は前の方から見る見る間に埋まっていきました。
この日は360席用意されていたそうですが、あっという間に席は全て埋め尽くされ、後ろに立ち見の方が出るほどでした。これを見て係の方が急遽ちょっとしたスペースに席を増設されたりもしてました。
さらにこの本会場とは別室に中継会場も設けられていまして、そちらは400席用意されていたそうです。その中継会場の方は覗いてないのでどんな様子だったか分かりませんが、この大盛況ぶりはさすが野村前監督といったところですね。名前一つでこの模様です。

席に着きしばらく待っていると、同大学出身でカープ女子恋する応援団のRCC久保田アナが司会を務められるとのことで挨拶がありました。
ここでいくつか説明があり、トークショー中のカメラ撮影は禁止とのことでしたので、残念ながら今回野村さんの写真はありません。。。申し訳ないです。。。
間もなくしてトークショー開始の時間となりました。
皆がいまかいまかと待ちわびて会場入口をみつめている中、パッと扉が開き、一人颯爽と入ってこられたのは広島テレビの宮脇アナでした!
広島のローカル番組では「テレビ派」、プロ野球中継では解説の野村さん池谷さん山本浩二さんの御三方を相手によく実況をされている宮脇アナですね。
野村さんが入ってくるかと思ってた所の不意打ちの宮脇アナ登場に会場は少しどよめいていましたがw
今回のトークショーの進行・相手役として野村さんと二人でトークを進める運びです。
(※宮脇アナの当日のツイート)
今日はカープ前監督・野村謙二郎さん講演会の相手役を務めさせて頂きました。約500人がお越しで大盛況。テレビで聞けないストレートな話が興味深かったです。有難うございました。12月にも海田でお相手させて頂きます。
#カープ #広島大学 pic.twitter.com/NellocFBYp
— 宮脇 靖知 (@miyawaki0601) 2015, 11月 7
宮脇アナの挨拶もほどほどに、再び会場入口の扉が開きます。
そしてついに野村さん本人の登場です!
「待ってました!」と言わんばかりの大きな大きな拍手で迎えられました。
ノーネクタイにジャケット姿でいつものようにメガネをされていてました。
表情もとても明るく、監督をされていた頃より何だか若々しく見えます。
普段からテレビなどで自分のカラーを出しつつも上手な受け答えをされたり、分かりやすく流暢な解説をされるあの野村前監督が今回はどんな話しされるのか、とても期待が膨らみます。
野村さんと宮脇アナがステージ上の椅子に座り、トークショー開始です!
まず冒頭は、この広島大学の敷地について触れていました。
自分は駒澤大学出身だがここに駒大は何個入るんだろうか、などなど冗談を入れつつその広さに感心されていました。
そしてこの広島大学の越智学長とは縁があり、選手時代に足の手術をしてもらったそうです。
当時山本浩二監督から2000本安打は死んでも打てよとの命が下され、その手術を受けて何とか達成に至ったそうです。またさらに野村さんの息子さんも同じく手術でお世話になったことがあるとのことでした。
ここ広島大学と絡めた自らの縁あるエピソードからトークは始まったと思いきや、宮脇アナがガラッと方向転換して、さっそく今年のカープの総括について話しを振ります。
野村さんは開幕前、昨年からの雰囲気や黒田投手が帰って来た時の盛り上がり、この勢いで今年は優勝できると思っていたけれど、結果は4位に終わってしまい、野球は改めて難しいものだと感じたとのことでした。
今年は序盤クローザーが定まらなかったことやエルドレッド選手の離脱など、色々と前半のプランがうまく機能しなかったことが最後まで響き、緒方監督は大変だったんじゃないかと思ったそうです。
振り返ると投手はトータルでOK、今季ダメだったのは名指しで丸選手と菊池選手と…、少し苦笑いされながら言っていました。しかし彼ら自身もそのことはよく分かっているから、今も必死になって練習に励んでいるし、“続ける”ということがいかに大事か、二人は今年辛い思いをしながらも学習したのではないかとのことでした。
次は野村さん自身の野球人生について話題が移ります。
幼少期はジャイアンツが好きだったそうです。それを言うとそうみなさん「あぁ…」って残念がるけれども、当時はジャイアンツ戦しかテレビに映らなかったと。そして小学校一年生の時の誕生日にグローブを買ってもらったのが野球を始めた切っ掛けだったそうです。
当時は陸上や水泳などもやっているスポーツ少年団に入っていたそうですが、野村さんの父はとても厳しい方だったらしく、そして野球しかやらせてもらえなかったそうです。その理由は「将来お金になるから・・・」とのことでした。
のちに見事に野村さんはプロ野球選手として大成されますが、小さい頃からとても厳しく育てられてきたという背景があったんですね。野村さんは「人よりもとにかく一つでも多く練習しろ」という教えを常に受けて育ったそうです。
その野村さんの厳しい父にも面白いエピソードが一つあるとのことで紹介されていました。
野村さんの実家は当時カープ戦のラジオが入らない地域だったけど、海辺まで行くと電波を拾えることが出来たので、野村さんの父は毎試合そこに出向いてはカープ戦を聞いていたそうです。
でもその海辺は普段からアベックがたくさんいるようなところだったらしく、なのにそこへ毎日軽トラでやってきてはラジオを流しライトをつけてはスコアブックをつけているという、かなり場違いな状態だったそうですwww
しかもそのため何回か警察から職務質問を受けることもあったらしく、そのたびに「ラジオ聞いて何が悪い!」と警察の方を追い返していたとかwww
最初「面白エピソード」と言ってハードルをあげたのでは…?と思いましたが、この話しで会場はドッと盛り上がりました。
そして野村さんが高校生になる頃には、野球以外での現実的な将来を考え始めたそうです。
もちろんプロ野球選手という夢は夢として持ち続けていたのですが、それは手に入れられるか分からない夢だったので、それとは別に現実味のある将来はどうするのかを考え始めたそうです。
その当時新任の若い先生と出会い、自分たちとまだ年齢も近かったためよく遊んでもらったり、また時に強く叱られたりなどなど、そのいい先生との出会いに影響受けて、野村さんはもし野球がダメなら教員を目指そうと思ったそうです。
大きな夢はプロ野球選手、現実的な将来を見据えた夢なら教員という、二つの志をこの時持ったそうです。
次は大学時代へ。
この会場のように講義室見ると懐かしい、よく友達に出席取ってもらったり、先生によっては神宮で出席取ってくれたりなどなど、大学生活の思い出を語ってくれました。
また、当時はソウルオリンピックにも出場したけれど、出場できたことよりもとにかく目の前の事で必死だったという印象だそうです。ただそう野球に打ち込んできたことで日本代表として、古田さんや野茂さんや苫篠さんなど色んな人と出会えて色んな話しが聞けて良かったし、そして自分たちはデカイ選手ばかりの海外チーム相手とも渡り合えるという自信もついたとのことでした。

そしていよいよ話題はプロに入ります。
野村さんはカープからドラフト一位指名され入団しますが、プロの世界に入ってまず最初の感想は「失敗した!」と思ったそうです。
なぜ失敗したと思ったか、それは慶彦さんや長嶋さん達のティーバッティングの凄まじいスイングを目の当たりにして、あまりにもスピードが違ったので自分にはとても無理だと思ったからだそうです。入団時の前田智徳さんも金本さんもそうだったらしいですが、プロの練習を間近で見るとそのレベルに圧倒されるルーキーは多いみたいですね。
野村さんがそこで思ったのは、とにかく三年は必死で頑張ってみようと。契約金もらっちゃったし。三年後ならまだ25歳だからもし芽が出なかったら諦めて教員になろう・・・と思ったそうです。
そんなこんなでプロに入ってキャンプも経験します。
昔と違って今の練習は理にかなった、無駄のない練習だそうです。
もう時効だからいいかな?と前置きしながら、昔のキャンプはもはやいじめのようだったと。
達川さんの「胃から汗が出た」というのが有名だけれども・・・と冗談を入れつつも、本当に厳しかったそうです。
通常練習前の早朝からも練習練習で個人ノック、特打、さらに夜間練習もありながら、それプラスやめろだの帰れだの他色々とかなりキツイことを言われたりしたそうです。。。
また、時折「その厳しさが良かったのでは?」という意見も聞くけれど、それは結果的に成功した人はそう言えても、同じやり方で上手くいかなかった人もたくさんいるしその人たちはまた違う思いがあるだろうから、一概にこの厳しいやり方が良かったとは言えないとのことでした。
ただその中でも91年が一番練習したそうです。
そしてその年チームはリーグ優勝に輝き、優勝の瞬間には野村さんが万歳の音頭を取ります。
しかし当時まだ若手だった野村さんがなぜ優勝の音頭を取ることになったのかというと、あんなにも厳しかった先輩方が、「この一年で一番練習頑張ったお前が音頭取れ」と、そう言ってもらったからだそうです。厳しいプロの世界ながらも、そのメンバーみんなに支えられて自分は成長してるんだと感じたそうです。
チームスタッフについても語っていました。
グラウンド整備、バッティングピッチャー、ブルペンキャッチャー、その他裏方のスタッフはもうファミリーのようなもので、そのファミリーだからこそ時にはケンカすることもあるし3日くらい口を聞かないこともあると。
しかし変わらないのはみんな同じ所が目標、チャンピオンを目指して頑張ってる。だからその人たちのためにも勝たないといけない強い思いがあるとのことでした。

そうして選手時代を経て、次は監督になってから学んだことのお話に。
野村さんは父親に厳しく育てられてきたことでそれが普通で当たり前のことだと思っていたから、自分も教える立場にまわれば同じように厳しくすべきと思っていたが、それだけでは上手くいかないと気付いたとのことです。
そこで選手と食事に行ったりカラオケに行ったりなど色々と積極的に距離を縮めてみようとやってみたそうです。しかしそうしてみてもトップと選手との距離は縮まったような錯覚に陥るだけで実際は縮まらなかったとのことでした。結局選手の方も「監督どうしたんだろう・・・?」と逆に警戒されたりすることもあったそうです。
ただ今までのポリシーを少し曲げたり譲れる所までは譲ったりと四苦八苦し色々やっていく中で、段々とチーム内が明るくなってやりやすくなっていったそうです。選手から学ばせてもらったこともたくさんあるとのことでした。
選手の性格面も様々で、毎日声をかけて欲しい小窪、ほっといてほしい梵、冗談を常に言ってほしい菊池丸松山・・・。個人名は挙げないけど、としっかり前振りしながらしれっと言っていましたw
その接し方を間違わないようにしてるとそのうち選手の機嫌もわかるようになってきて、そこから起用を変えてみたり色々と神経を使ったが、とにかくみんなから信頼してもらうことが大事だと感じたそうです。
野村さんの著書「変わるしかなかった。」でも書かれていることですが、一年目は改革を目指して厳しくやってきても結果が出ず、その上手くいかなかった結果から自分のやり方を否定してみたそうです。
選手時代から打てなかった時やオフにはよく一人旅などで時間を取っては自己分析に没頭するということをやっていたそうですが、監督になっても同じように一人の時間を取り、この結果から自己を否定するやり方で分析をしてみたそうです。
そこで、自分が何でもやって自分が動き過ぎてるからコーチから助言がなくなってると考え、まずコーチに全て任せてみて、問いかけるように接するとちゃんと必要なことを話してもらえるようになったそうです。監督というのは本当に孤独なものだと言っていました。
しかしこうして監督業を真剣に取り組むことで、「人は何歳になっても変われる」という教訓を得たそうです。
人間変われるもんじゃないと思う人もいるかもしれないが、こう考えてみてほしいと。
人の頭の中には二人の人がいる。一方は勤勉に励んで充実している自分と、もう一方はさぼりたいズルイ自分。否定する自分と肯定する自分と必ず二人いるはず。その相反する二人の自分と徹底的に議論を交わして、自問自答する。すると自分の中でまた別の結論が出て、また進歩した自分になれるのではないかということでした。

トークも終盤に差し掛かり、宮脇アナから「野村さんにとって野球とは?」と問いかけます。
それに対し野村さんは「人生そのもの」と答えていました。
プロ野球選手になれて、ありがたいことに活躍の場をもらえていい給料ももらえて、チームメイトやたくさんのファンに支えられて、そうしてみんなの助けでここまで生きてこれた。まさに人生そのもの。全ての人に感謝してる。それでもまだまだこれからも人生について学んでいかなければならないとのことでした。
今年はスリランカに野球指導に行って、内戦の中で父を亡くした子供が少しずつお小遣いを貯めてグローブを買ったりしていたことを見聞きしたりして、まだ色んな事を勉強しないといけないと思ったそうです。野球を通じて支援もしていきたいし、その子たちにも頑張ってほしいし、野球を楽しんでもらうため少年に理解してもらえるような話術なんかももっと勉強したいと思ったとのことでした。
ここで宮脇アナとのトークは終了となりました。
そしてここからは野村さんへの質問コーナーということで、来場者から質問を募ります。
また、別室の中継会場にいる方でどうしても質問がしたいという方は本会場に来てくださいとのことで、数名の方が駆けつけてこられました。
野村さんへまず最初の方が質問します。
Q1:「野村さんが来年に向けて注目している選手は?」
A1:「一番期待しているのは大地。今年は先発でスタートしたが色々と運が悪かった。後半中継ぎとしてよく頑張ってくれたが、でも最後は泣いちゃいけないと思った。その悔しさを来年は倍返し、三倍返しでやってほしい。」
次の質問者さんは「テレビで見るより男前!解説の時より話しが上手!」と本題前にはやし立ててた方で面白かったですw
そして本題へ。
Q2:「あなたは堂林を可愛がってたが、今後成長するいい方法はないか?」
A2:「答えになるか分からないけれども、まずなぜ堂林を使っていたかというと、カープの中で一番ボールを飛ばせるから。当たらないけど。サードで打てる外国人もいなかった。そこで二軍より一軍のピッチャーを経験させようと思った。あと結婚は10年、20年早い。今もフォーム変えて頑張っている。やってもらわないと困る選手。」
僕が文章で書くとなんだか淡々としてますが、会場はとても和やかな雰囲気でやり取りが行われてます。
また次の方が質問します。
Q3:「緒方監督が色々言われているが何かアドバイスは?」
A3:「アドバイスは特にない。野球はその日に結果が出るもの。ハマれば何も言われないしうまくいかなければボロボロに言われる。監督経験からそう思う。特に間違っているとも思わないし、今年は想定していたような力を選手が発揮できず個々の技術が足りなかった。あともしテレビで見たりしててどうしてもあれこれ言いたくなる時は、後から言うのではなくてぜひ結果が出る前に言ってみてほしい。当たってたらそれ見てみろと大いに言って。けどもし外れたら黙ってのんびり観戦で。」
次は中継会場から駆け付けてくれた方からの質問です。
Q4:「福井選手の大ファンで、彼は精神面と言われているが実際なぜ良くなったのか?」
A4:「福井はずっと自分と戦っていたと思う。いつもどこでも球自体は凄い球を投げるが、ある一球でがくっと落ちることがある。克服するため個人のメンタルトレーニングをやってきたこともそうだけど、一番は黒田の影響が大きい。打たれることを恐がるなと言われて彼は何かを掴んだ。そんな黒田も昔は三振を取りたい気持ちの強い投手だった。けれどエースと呼ばれるようになった頃に聞いてみた所、いつからか打たれることを恐れなくなったと。こいつ凄いなと思った。本当は打たれたら悔しいはずなのに打たれる自分を認めた。渡米前の話し。」
そして最後、この方も中継会場から駆け付けてくれた方です。
Q5:「最後の質問ということで、来年優勝するには、一体何を、どうしたらいいのか?」
A5:「一番はファンに応援してもらうこと。丸と菊池に性根入れて頑張ってもらうこと。彼らがチームの軸なので。そこに忘れたころのエルドレッドの一発とかに繋がる。あと助っ人に頼るのもいいけれど、日本人選手が活躍することが一番。」
こうして質問コーナーは終わり、同時にトークショーも終了しました。
長々と書いてきましたが、ここまで体感的にはあっという間で、本当に一時間経ったのかその時思わず時計を確認したほどですw
とても充実した内容でした。
そしてこのトークショーとはまた別の日のことですが、一昨日11/15(日)には「それ行けスリランカープ!」との題目で野村さんの講演会が広島国際会議場でありました。
こちらはチームに直接的に関係あるお話ではなかったのですが、野村さんがスリランカに訪問した際の映像を見ながらその時の貴重な体験談を聞かせてもらいました。
広島大学でのトーク中にも野村さんが少し触れていたことです。
実際に傷ついた町を訪れたり現地の地雷撤去作業に同行したりなど、内戦の爪痕残るスリランカの各地を視察してまわり、とても痛ましい気持ちになったそうです。
しかしそんな状況にも負けず、野球の練習に励んでいる子供たちがいます。野村さんが現地で野球教室を開いたところ、子供たちからは「野球が上手くなりたい」との意思がはっきり伝わってくるほど熱心に、そして目を輝かせながら野球を楽しんでいたそうです。
そんな子供たちを見て、もっと教えてあげたい、もっと貢献できることはないかと強く思い、野球を通じて自分に出来る限りの国際協力をしていきたいとのことでした。
僕は野村さんが引退式のスピーチで言っていた、「子供たち、野球はいいもんだぞ!野球は楽しいぞ!」を、今も胸にそれを自ら率先して伝えていきたいという思いを感じました。

野村さんはとても聡明で、聞かれたことに答えを上手に返すことはもちろんですが、相手の意図を汲み取った上でさらに聞き手にへ~と思わせるようなエピソードを一つ入れたりと、求めてることより一歩上のトークをされているところが印象的でした。
カープの選手、監督として経てきたこれまでの功績も素晴らしいものですが、野球人としてだけでなく人間的にもとても立派な方だと思います。
またそれに満足することなくこれからも勉強し成長していこうという意欲も強く感じます。
そこにはカープのことだけでなく、日本球界、海外支援など様々なことを考え、野球を通じて多くの人に貢献していこうと行動している姿に改めて尊敬の念を抱きました。
またこういう機会があればぜひお話しを聞きに行きたいと思います!
以上です。最後ちょっと堅苦しくなってしまいましたが・・・(-∀-`;)
最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。
今後とも当ブログをよろしくお願い申し上げます。
おしまい。
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おしまい。





















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